嘘喰い

昨日日記を書かなかったのは嘘喰いをまとめ読みしていたからです。ということで今日はちょっと早いけど嘘喰いの感想を書く。

簡単な言葉になるが、面白かった。よくできてる漫画だなーって感じ。ぶっちゃけ途中までは面白いな、ぐらいのテンションだったんだけど、タワー編とプロトポロス編からおっとなった。今まで漠然と相手に対して無双していたのが、少しずつ因縁が生まれてくるようになっていたのが大きいかなと思う。プロトポロス編は鞍馬蘭子が出てこないのもあって全貌が見えないことによる緊張感がかなり生まれていたと思う。伽羅の死もかなり象徴的に書かれていて、これも面白さの一因かなと。

でもやっぱりいちばん面白かったのはエアポーカー編だな……と思う。獏の得体の知れなさをずっと書き続けていたけど、結局それってどのぐらいなんだ、というのが、かなり上手に描かれていたと思う。因縁やらで描く方法もあったと思うんだけど、それをギャンブルの舞台装置で描ききったことが作者の矜持を感じてよかった。

バトゥーキも読みたいけど、どちらかっていうと番外編をいっぱい読みたい感じがあるな……と思った。いろんな人がいろんな戦い方をすることに面白さがある漫画なので、これからもぼちぼちやってほしい。ちなみに読みすぎて夢では賭け事してました。